【専門家が解説】レジンとは?正体は「樹脂」。天然樹脂から合成樹脂までの歴史と種類

天然石のレジンアクセサリー教室・講師の田村友莉子です。

今日は、超基本的なお話、レジンとは?について語ってみたいと思います。

目次

目次

  1. レジンは「樹脂」の総称
  2. 色々な分野で使われている材料です
  3. 天然樹脂のはなし
  4. 合成樹脂のはなし

レジンとは「樹脂」の総称です

レジンとは?樹脂という意味の英語。

色々な樹脂の総称で、その化学構造により沢山の種類があります。

世の中には色んな種類の「樹脂」がありますが、ハンドメイド業界では
光で硬化する アクリレート樹脂(いわゆるUV・LEDレジン)と、2液を混ぜて硬化する エポキシ樹脂のことを「レジン」と呼んでいることが多いです。

どちらもトロトロの液体ですが、光を当てたり2種類の液を混ぜることで化学反応が始まり、固体になります。

透明で美しく、好きな形に加工しやすい材料なので、始めやすいハンドメイドとして広まっていますね。

実は身近!様々な分野で使われる「樹脂」

樹脂は「加工しやすい」「軽くて丈夫」などの特性をもち、昔から様々な分野で使用されています。

それでは、そもそも、樹脂って何でしょうか?

それを紐解くために、天然樹脂と合成樹脂について話したいと思います。

樹脂のルーツは樹木の脂!「天然樹脂」のはなし

樹脂は樹木の脂(あぶら)という名前の通り、もともとは樹木から採取するもので、樹木から染み出した液体が固体となったもののこと。

植物由来以外に、動物や鉱物由来のものも含めて「天然樹脂」とよびます。

人類は昔から、塗料やニス、接着剤、漆器、船の防水などの貴重な材料として天然樹脂を用いてきました!

天然樹脂には例えばこんなものがあります。

  • 松脂
  • 天然ゴム
  • 琥珀

レジンはもともと何だった?と辿っていくと、天然樹脂にたどり着くのです。

ちなみに、私自身の身近な思い出の中にも天然樹脂があります。 若い時、趣味でオーケストラでチェロを弾いていたのですが、演奏に欠かせない「弓」に塗る松脂(まつやに)。あれも立派な天然樹脂なんです。弓の毛に松脂を塗ることで摩擦が生まれ、あの美しい音が響きます。レジンを扱うようになった今、当時のあの香ばしい松脂の匂いや、キラキラした固形を思い出すと、「あぁ、レジンのルーツに触れていたんだな」と不思議な縁を感じます。

ハンドメイドで使うのは進化版の「合成樹脂」

今までお話した天然樹脂は現代でも色んな用途に使われていますが、もっと使いやすくしたり色々な性質をもたせるために、人工的に開発されるようになってきました。(1900年代~)

人工的に作られた樹脂全般を「合成樹脂」とよびます。

合成樹脂の種類はとっても沢山あり、色んな場面で使われています。

例えば…

  • シリコーン
  • ポリエチレン
  • メラミン
  • ナイロン

などなど…どれも身近な材料で、聞いたことあるものばかりだと思います。

クラフト用レジンは「表現」のために生まれた材料

このような合成樹脂の中で、クラフト用途に作られたものが、私たちが使っている「レジン」なのです♡


色や形を自由に加工しやすく、作りたいものを形にするハンドメイドにはぴったりの材料ですよね。

比較項目天然樹脂(琥珀・松脂など)合成樹脂(プラスチック)
由来樹液、植物、動物などの自然界石油や天然ガスなどから人工的に合成
歴史古代から(塗料や接着剤として)20世紀初頭〜(工業化とともに発展)
品質の安定性個体差があり、環境で変化しやすい均一で、用途に合わせた調整が可能
主な用途楽器、漆器、高級ジュエリー家電、衣類、クラフト、医療機器
ハンドメイド性加工に高度な技術と時間が必要光や熱で短時間で硬化・加工できる

材料の正体を知ったあとは、安全な扱い方もチェックしてみましょう**


最後までお読みいただきありがとうございました♡

皆様の安全ハッピーなレジンライフを応援できたら嬉しいです♪

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