レジンは乾かない?元研究者が教える「乾燥」と「硬化」の意外な違い

天然石のレジンアクセサリー教室・講師の田村友莉子です。

レジンがトロトロの液状からカチカチの固体になる様子を見て、「すぐ乾いた!!」と思うかもしれません。

でも実は、レジンは「乾燥」して固まっているのではないんです。

「乾燥」と、レジンが固まる「硬化」。この違いを知ると、レジンの扱い方がもっと楽しく、納得感のあるものになります。

今日はその秘密を解説しますね。

目次

液体から固体になる「3つのパターン」

私たちの身の回りには、液体から固体に変わるものがたくさんありますが、実は大きく分けて3つのパターンがあります。

①【乾燥】して固体になるもの

液体の中に含まれる水分や溶剤が、蒸発して抜けることで固まるタイプです。

  • 例: ボンド、マニキュア、水性絵具、塩水など
  • 特徴: 液体が気体になって飛んでいくので、乾くと少し体積が減ります。溶剤を含む場合は溶剤臭がします。

②【熱で融かして冷ます】と固体になるもの

熱を加えるとドロドロに融け、冷めると元の形に戻るタイプです。

  • 例: グルーガン、チョコ、アイロンビーズ、ろうそく
  • 特徴: 熱を加えれば、また何度でも液体に戻せるのが特徴です。

③【化学反応】が起きて固体になるもの

光や熱、あるいは混ぜ合わせることが「きっかけ」となり、成分同士がガッチリと結びついて別の物質に変わるタイプです。

  • 例: レジン、瞬間接着剤、卵(卵焼き)
  • 特徴: 一度固まったら、二度と元の液体には戻りません。

※同じ接着剤でも、「木工用ボンド」は水分が抜けて固まる乾燥タイプですが、「瞬間接着剤」は空気中のわずかな水分と反応して固まる化学反応タイプです。だから、一瞬で強力に、痩せることなく固めることができるんですよ。


卵と同じ!?レジンはもう「元には戻らない」

レジンの硬化は、生卵がゆで卵になるのと同じように「化学反応」です。

ゆで卵をどれだけ冷やしても生卵に戻らないのと同じで、レジンも一度固まったら、熱を加えたり液体を足したりしても、元のトロトロの液状には戻りません。

レジン液の中の成分が、逃げることなくその場で手を取り合って「1つの大きな塊」に進化しているイメージですね。


徹底比較!マニキュアとジェルネイル(レジン)

一番分かりやすいのが、ネイルの違いです。レジンと仕組みが同じ「ジェルネイル」と比較してみましょう。

特徴マニキュア(乾燥)ジェルネイル・レジン(化学反応)
固まる理由液体分が蒸発して飛んでいくから光で化学反応が起こるから
臭い蒸発中、強い臭いがする蒸発しないので、乾燥による臭いはない
厚み液体が抜けて凹むので出しにくい体積がほぼ変わらず「ぷっくり」できる
変化除光液でまた溶ける一度固まると戻らない

マニキュアで表面をぷっくりさせるのが難しいのは、乾燥して中身が減ってしまうから。

対してレジンやジェルネイルが厚みを出してツヤツヤに仕上げられるのは、成分の大部分がそのまま反応して残るからなんです✨


まとめ:レジンは「成分の絆」で固まる

レジンは乾燥して何かが減っているわけではなく、光や混合を合図に、成分たちが「絆」を結んで強固な塊になっています。

だからこそ、体積の変化も少なく、あの理想の「ぷっくり感」を維持できるんですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様の安全ハッピーなレジンライフを応援できたら嬉しいです♪

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