天然石のレジンアクセサリー教室・講師の田村友莉子です。
せっかく可愛い形に固まったのに、触ってみると表面がなんだか指に吸い付くようなベタベタ感……。
実はレジンの「ベタつき」は、初心者さんからベテランさんまで、よくいただくご相談の一つです。
この原因は、化学的に見ると大きく分けて2つのパターンがあります。
目次
原因①:反応が途中で止まっている「硬化不良」
一番多いのが、レジンが液体から固体に変わる「化学反応」が不完全なケースです。
- 硬化時間が足りない: 表面が固まったように見えても、中心部まで反応が終わっていないことがあります。特に硬化がゆっくりなレジンの場合は、いつもより長めにライトを当てたり、時間を置いたりしてみてください。
- 【UV-LEDレジンの場合】着色剤の入れすぎ: 「もっと濃い色にしたい」と着色剤をたくさん入れると、UV-LEDライトの光が奥まで届かなくなり、中がドロドロのままになってしまいます。UV-LEDレジンで制作する時は、薄い色を何層も重ねるのがポイントです。
- 【2液性の場合】計量が不正確: 2液性レジンはA液とB液が「決まった比率」で出会うことで反応します。計量がわずかでもズレると、相手が見つからない成分が余ってしまい、それがベタつきとして残ります。0.1g単位で正確に計るのが成功のコツです。(0.1g単位のデジタルスケールを使いましょう)
- 液自体の劣化: 古くなったレジン液は成分が変質し、正しく反応できなくなります。「最近なんだか固まりにくいな」と思ったら、新しい液に変える勇気も必要です。
原因②:完成した後の「硬化物の劣化」
作った時はツルツルだったのに、時間が経ってからベタベタしてくることがあります。
これはレジンが環境の影響で「分解」され始めているサインです。
- 天敵は「紫外線・熱・水分」: レジンはこれらに当たり続けると、化学的な繋がりが切れて表面に成分が浮き出してきてしまいます。
- 対策: 直射日光の当たる場所や、高温多湿な場所を避けて保管してあげましょう。
【絶対守って!!】ベタベタを「素手」で触らない
ここで、一番お伝えしたいのが安全性です。
ベタベタしている部分は、まだ反応が終わっていない成分が混ざっています。
これを素手で触り続けると、レジンアレルギーを引き起こすリスクが非常に高くなってしまいます。
もしベタつきを感じたら、もう一度ライトに当てたりして、安全に対処しましょう。
まとめ
レジンのベタつきは、いわばレジンからの「SOS」です。
- 正しい比率で(2液性)
- 着色剤は控えめに(UV-LED)
- 光や時間をたっぷり与える
この基本を守るだけで、仕上がりのクオリティは劇的に上がります。
皆様がいつもツヤツヤ・ツルツルの素敵な作品を作れるよう、心から応援しています♪
