そのレジン、本当に固まってる?作品を長持ちさせるための「+α」の硬化習慣

天然石のレジンアクセサリー教室・講師の田村友莉子です。

先日、オンライン講座の生徒さんから、こんな悲しいお話を伺いました。

「以前購入した人気作家さんの作品が、実は硬化不十分でがっかりしたことがあるんです……」

表面にベタつきがあったり、すぐに曇ってしまったりしたとのこと。
せっかくのデザインが台なしになってしまうのは、作る側にとっても受け取る側にとっても悲しいことですよね。

特に光で固める「UVレジン」や「LEDレジン」は、一体どこまでライトを当てたらいいのか迷う方も多いはず。
今日は、「確実な硬化」のポイントをお伝えします。

目次

「固まった=完成」ではない!?

レジンに光を当てると、成分同士が結びつく化学反応が始まります。

ライトを当てて数秒でパッと固まったように見えますが、実は内部ではまだ反応が進行している最中なのです。

「表面が固まったからOK!」ですぐに作業を終えてしまうと、実は「硬化不足」という状態になっているかもしれません。

硬化不足が引き起こす「3つのリスク」

  1. 未硬化レジンの漏れ(危険!) 表面だけが固まって中がドロドロだと、後から液が漏れ出してくることがあります。未硬化の液に触れるのはアレルギーのリスクもあり、非常に危険です。
  2. 表面の曇り・ベタつき 反応が中途半端だと、時間が経つにつれて表面が曇ったり、指紋がつくようなベタつきが出てきたりします。
  3. 黄変・変色が早まる しっかり硬化(架橋)できていないレジンは、紫外線や熱の影響を受けやすく、せっかくの透明感が失われるのが早まってしまいます。

失敗を防ぐためのアドバイス

ご自宅でレジンの硬化度を正確に測ることは難しいので、私は受講生さんにいつも「念のため、長めにライトを当てましょう」とお伝えしています。

確実に硬化させるコツ

  • 薄い層で少しずつ: 一気に厚く盛るのではなく、何度かに分けて硬化させるのが一番確実です。
  • 裏側からも光を: モールド(型)を使っている場合は、ひっくり返して裏からも光を当ててあげましょう。
  • 封入物とのバランス: お花など光で色が抜けやすい素材を入れるときは、色が退色しないラインを見極めつつ、しっかりと時間を調整してくださいね。

まとめ

「もう固まったかな?」と思ってから、あと少しだけ長くライトを当ててあげる。

そのひと手間が、あなたの作品を1年後、2年後も美しく保つための「魔法のステップ」になります。

お客様に自信を持って作品をお届けするために、ぜひ「しっかり硬化」を習慣にしてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

レジンの「ベタつき」についてもっと知りたい方は、こちらの記事もご覧ください♡

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