天然石のレジンアクセサリー教室・講師の田村友莉子です。
レジンを楽しんでいる皆さんは、レジンの「耐熱性」について考えたことはありますか?
実は、レジンは「液体(硬化前)」のときと「固まった後(硬化物)」のときで、注意すべきポイントが少し異なります。
今日は、意外と知られていないレジンの熱に関するお話をしますね。
目次
1. 硬化前のレジン液:熱で「質」が変わってしまう!?
硬化前のレジン液は、実はあまり熱に強くありません。
液の状態で熱がかかりすぎると、以下のようなリスクがあります。
- 劣化の原因に: 樹脂そのものが傷んでしまい、透明度が落ちたり、硬化させたあとに黄変(黄色く変色)しやすくなったりすることがあります。
- 配合バランスが崩れる: レジン液に含まれる成分の中には、熱で揮発しやすいものがあります。熱によって成分が飛んでしまうと、本来の配合組成が変わり、「硬化不良」を引き起こす原因にもなるのです。
保管するときは、車内や窓際など、暑くなる場所を避けるのが鉄則です!
2. 硬化後のレジン:温度によって「硬さ」が変わる
固まった後のレジンの耐熱温度は、種類によって異なりますが、一般的には 50〜100℃ くらいのものが多い印象です。
クラフト用レジンは、アクセサリーなどの用途で想定される温度範囲なら問題なく使用できるように作られています。
ですが、もし耐熱温度を超えてしまうとどうなるのでしょうか?
- 柔らかくなる: 熱で少しふにゃっと柔らかくなることがあります。
- 劣化が早まる: 将来的に、黄変するスピードを早めてしまう可能性があります。
安心して楽しむためのチェックポイント
レジンと熱とうまく付き合うために、制作中や保管時に以下のことを意識してみてくださいね。
- エンボスヒーターの当てすぎに注意! 気泡を抜くのに便利なエンボスヒーターですが、一点に集中して長く当てすぎると、液が局部的に高温になりすぎて劣化を招くことがあります。サッと動かしながら使いましょう。
- 用途に合わせてレジン液を選ぶ! コースターなど、温かい飲み物を置くような「少し高温に晒されるもの」を作るときは、購入前にレジン液の耐熱温度をしっかり確認するのがおすすめです。
- 夏場の保管場所に気をつけて! お家の中でも、直射日光の当たる棚などは温度が上がりやすいです。涼しい暗所での保管が、レジンを長持ちさせる秘訣ですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
