レジンの「粘度」を化学する!!11種類のトロトロ・サラサラ度を徹底比較

〚化学でレジンが分かる〛天然石のレジンアクセサリー教室 田村友莉子です。

現在、11種類のレジン液の性質を比較する本格的な実験を進めています。

「レジン液ってたくさんあるけど、何が違うの?」という疑問に答えるべく、今回は「におい」に続く第二弾として「粘度(ねんど)」に注目してまとめました!

※実験の背景や11種類のラインナップについては、こちらの記事をご覧ください。

目次

そもそも「粘度」ってなに?

粘度とは、簡単に言うと液体の「トロトロ具合」のことです。

  • 高粘度: 流れにくく、トロトロしている
  • 低粘度: 流れやすく、サラサラしている

水のようなサラサラな液体と違い、樹脂の成分は分子が大きく、分子同士が複雑に絡まり合っています。
この「絡まり具合」が大きいほど粘度が高くなります。
分子の構造や、分子同士の引き付け合う力(相互作用)によって、レジン液ごとに粘度に個性が生まれるのです。

粘度の違いで「得意な作業」が変わる!

粘度に正解はなく、作りたい作品のデザインによって使い分けるのがベストです。

  • 粘度が低いメリット: 気泡が抜けやすく、細かいモールドの隅々まで広げやすい。
  • 粘度が高いメリット: 表面をぷっくりと盛りやすく、液だれしにくい。

自分がどんな作品を作りたいかによって、選ぶべきレジン液が見えてきますね。

今回比較しているレジン液(全11種類)

実験で使用しているのは、フォロワーさんのアンケート等で選んだこちらの11種類です!

  • PADICO: 星の雫 / 太陽の雫 / 空の雫
  • 清原: Resin Lab(レジンラボ)
  • エルベール: パーフェクトレジン
  • Green Ocean: まさるの涙 / まさるの涙 プレミアム
  • MY mama: toujours SE / MANTEN
  • Croccha: 作家のためのレジン
  • レジン道: コードレジンα

11種類のレジン液「粘度」比較一覧表

11種類のレジン液を実際に使い、私の感覚で4段階のレベルに分けてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

粘度レベル特徴・得意なこと該当するレジン液
4 高粘度トロトロ・ぷっくり
液だれしにくく、表面を高く盛りたい時に最適です。
星の雫、太陽の雫、パーフェクトレジン、コードレジンα
3 中くらい扱いやすいバランス型
適度な厚みも出せつつ、操作性も良いタイプです。
Resin Lab、作家のためのレジン
2 やや低スルスル広がる
気泡が抜けやすく、モールドへの流し込みがスムーズ。
まさるの涙、まさるの涙プレミアム、MANTEN、トゥジュールSE
1 超低粘度サラサラ・水に近い
圧倒的サラサラ!複雑な形の隙間にも入り込みやすく、コーティングにも便利。
空の雫

作品のデザインに合わせて粘度を使い分けるために

レジン液の粘度を知ることは、作品のクオリティを上げる第一歩です。

「なぜか上手くいかない」を解決するヒント

「気泡がどうしても抜けない」という時は粘度が高すぎるのかもしれませんし、「盛りたい高さに盛れない」という時は粘度が低すぎるのかもしれません。
粘度の特性を理解すると、制作中の「どうして?」が「なるほど!」に変わります。

複数のレジン液を「相棒」にする

私は、一つのレジン液に絞る必要はないと思っています。
粘度が合っていないと制作にストレスを感じることにも繋がってしまいますよね。

自分の「好き」や「理想の形」にぴったりの粘度を見つけて、自由にレジンを楽しんでいきましょう!


今回の比較が、皆さんのレジン液選びの参考になったら嬉しいです。

次回以降の実験結果も、どうぞお楽しみに!!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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