【レジン比較実験】まとめ①低粘度レジン解説

〚化学でレジンが分かる〛天然石のレジンアクセサリー教室 田村友莉子です。

現在進行中のレジン液11種類徹底比較実験。
各項目ごとの結果をお伝えしてきましたが、今回からは「結局、自分にはどれが合うの? 」という疑問にお答えすべく、レジン液ごとに特徴を詳しく解説していきます。

まずは、モールドの隅々まで行き渡りやすく、気泡が抜けやすい「低粘度チーム」の5種類をご紹介します。

※実験の背景や11種類のラインナップについては、こちらの記事をご覧ください。

目次

低粘度レジン液のメリット

低粘度(さらさら)のレジン液は、以下のような制作スタイルの方におすすめです!

  • 複雑な形のモールドを使いたい
  • 気泡を極力入れたくない
  • ぷっくり盛るよりも、平らに仕上げたい

比較する着目ポイント

レジン液ごとに、こちらの項目をレーダーチャートにしました。

  • 黄変しにくさ
  • 反りにくさ
  • コスパ
  • 臭わなさ
  • 硬化速度

チャートが外に広がっているほど黄変しにくく、反りにくく、価格が安く臭いが少なく、速く硬化を表しています。

※黄変テストはまだ途中なので、まだ黄変していないものをひとまず5(最高評価)としています

低粘度チーム:5種類の個別解説

レーダチャートにすることで、これがとっても分かりやすくて面白いんです。

1. 空の雫(PADICO)

2025年6月発売の比較的新しいレジン液。

  • 特徴: 水のようにさらさらで、細かいモールドに最適!
  • ここがスゴい: さらさらなのに反り(収縮)が極めて少ない(今回の実験では反りゼロでした)PADICO品質で黄変にも強いといいな…と期待大です!(黄変テストは継続中)
  • 臭いも少なくとても使いやすそう
空の雫(PADICO)の性能評価。さらさらな粘度、高い透明度、反りにくさを表すレーダーチャートとスペック表
空の雫

2. まさるの涙(GreenOcean)

SNSで人気のレジン液。

  • 特徴: 比較的低粘度。
  • 注意点: 黄変スピードが早いため、練習用かな。。。
まさるの涙(GreenOcean)の性能評価。比較的低粘度のレジン液のスペック比較図
まさるの涙

3. まさるの涙 プレミアム(GreenOcean)

ノーマルの「まさるの涙」の欠点をカバーした上位互換。

  • 特徴: 硬化がゆっくりなので、透明度が高い作品向き。
  • 注意点: 臭いが強めなので、苦手な方は注意が必要です。
まさるの涙プレミアム(GreenOcean)の性能評価。まさるの涙の上位互換レジン液のスペック比較図
まさるの涙プレミアム

4. toujours SE(MYmama)

「とにかく安い! 」を追求するならこちら。

  • 特徴: 低価格が最大の魅力。
  • 注意点: 臭いが強く、硬化が遅め。MYmamaで選ぶなら、次にご紹介するMANTENの方が優秀。
toujoursSE(MYmama)の性能評価。価格の低さを表すレーダーチャートとスペック表
toujoursSE

5. MANTEN(MYmama)

安価ながら頑張っている印象の1本。

  • 特徴: この価格帯では透明度も良好。
  • 注意点: 反りが大きいので、大きな作品作りには不向きです。
MANTEN(MYmama)の性能評価。コスパの良さと臭いの少なさを表すレーダーチャートとスペック表

低粘度チームのレーダーチャート比較

それぞれのレーダーチャートをまとめて載せておきます。

(※チャートが外側に広がっているほど、黄変しにくく、反りにくく、価格が安く、硬化が速いことを表しています)

低粘度チームでまとめていますが、空の雫は圧倒的サラサラ、あとの3つは比較的低粘度です。

これをみると特徴が見えてきて面白いですよね。

低粘度なレジンの性能レーダーチャート比較

まとめ:さらさら派のあなたへ

低粘度チームは、作業のしやすさが最大の武器です。

用途によって賢く使い分けてみてくださいね。

黄変テストは継続中ですので、その結果もまだまだ楽しみ。

次回は、ぷっくり仕上げに欠かせない「中・高粘度チーム」の6種類を詳しく解説します!

最後までお読みいただきありがとうございました。

中・高粘度チームのレジン液別解説はこちら

各比較項目に関する詳細記事はこちらをご覧ください♡

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